最初の簡単なセクション 1.2 に続いてQGISのさらに細かい機能を説明します。ほとんどの機能はこのマニュアルの後半の章でそれぞれ説明があります。
あなたはセクション1.5でQGISの起動方法を学んだはずです。 ここではその部分の復習とQGISが提供 しているコマンドラインオプションについて説明します。
QGISを終了するためには以下のメニューオプションをクリックしてください {
ファイル
QGIS}
終了, またはショートカット Ctrl+Q
.
QGIS はコマンドラインから起動すると多くのオプションを指定できます。オプションの リストはqgis
–-help とコマンドラインで入力すると取得できます. QGISで利用できるステートメントは以下のとおりです:
QGIS Tip 2: | コマンドライン引数の例 |
このオプションを使うとカレントビューを使ったPNG形式のスナップショットを作れます。 多くのプロジェクトがある場合簡単にそれらのスナップショットを作れます。
このオプションで作成されるPNGファイルは 800x600 ピクセルのサイズになります。 –-width と –-height をコマンドライン引数に加えることでサイズの調整ができます。 –-snapshotの後にファイル名を指定できます。
QGISはシステムの地域情報にしたがって, 正しいローカライぜーションを選択します。 もし使用言語を変えたい場合はコマンドラインで指定することができます。たとえば:–-lang=it を指定すると QGIS はイタリア語モードで起動します. サポートされている 言語と言語コード情報は以下のところにあります http://www.qgis.org/wiki/GUI_Translation_Progress
QGISをすでに存在するプロジェクトファイルとともに起動することが可能です。それは コマンドラインに –-project オプションをつけてその後にプロジェクト名を追加する だけで実行できます。そうするとプロジェクトファイルに記述されたレイヤをロードして QGISが起動します。
ある地図の領域を指定してQGISを起動する場合はこのオプションを使います。この場合 下記のようにカンマで区切られた書式の領域指定で領域を包含する長方形を指定する 必要があります:
このコマンドライン引数を指定するとQGIS起動時にスプラッシュスクリーンを表示しません。
起動時にプラグインのトラブルがある場合スタートアップ時にプラグインのロードを無効にすることができます。それらのプラグインは後にプラグインマネージャで有効にすることができます。
QGISの設定情報をコンピュータ内の複数の場所に作成しておけます。そしてQGISの起動時にこのオプションを利用してどの設定を利用するのかを指定できます。 2.7 を参照して利用しているオペレーティングシステムが どこに設定ファイルを保存しているかをチェックして下さい。現在QGISシステムでどのファイルに設定を書き込むべきかを特定する方法がありません。Presently there それゆえ新しい設定を作成する場合は既存の設定ファイルをコピーしたあとでファイルの名前を変更して下さい。
このオプションは上記のオプションと似ています。しかもデフォルトパス( /.qgis)をユーザー設定でオーバーライドしてQSettingsとしてこのディレクトリを利用します。 この機能はたとえばQGISの設定をUSBメモリに行って、設定を持ち歩き外部で利用するような場合に利用できます。
QGISを起動した時に以下のようなGUIが表示されます。 (黄色の楕円内の1から6の番号は後で記述されている6個の主要なインターフェース を示しています):
注: ウィンドウの装飾(タイトルバーとか)は利用している オペレーティングシステムやウィンドウマネージャによって見かけが異なります。
このQGIS GUI は6個のエリアに分割されています:
1. メニューバー | 4. マップビュー |
2. ツールバー | 5. 全体図 |
3. 地図凡例 | 6. ステータスバー |
これらの6つのQGISインターフェースについては次のセクションで 詳しく説明します。さらに2つのセクションでキーボードショートカットとコンテキストヘルプについて解説します。
メニューバーで標準の階層的メニューを利用するとQGISの様々な機能を利用できます。 トップレベルのメニューといくつかのメニューオプション、さらに各機能に対応した メニューバー上のアイコンとキーボードショートカットについては以下に記述します1。 ほとんどのメニューオプションはツールに対応しています。逆にメニューはツールバー のようには構成されていません。 ツールバーにはメニューオプションのチェックボックスで指定されたツールが含まれて います。ツールとツールバーについてのさらなる情報は2.2.2章を参照してください。
メニューオプション | ショートカット | リファレンス | ツールバー |
![]() | Ctrl+N | セクション 2.5参照 | ✓ ファイル |
![]() | Ctrl+O | セクション2.5参照 | ✓ ファイル |
最近利用したプロジェクトを開く ▸ | セクション2.5参照 |
![]() | Ctrl+S | セクション2.5参照 | ✓ ファイル |
![]() | Ctrl+Shift+S | セクション2.5参照 | ✓ ファイル |
![]() | セクション 2.6参照 |
![]() | Ctrl+P | セクション 8 参照 | ✓ ファイル |
![]() | セクション 8参照 | ✓ ファイル |
プリントコンポーザ ▸ | セクション 8参照 |
![]() | Ctrl+Q |
![]() | Ctrl+Z | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | Ctrl+Shift+Z | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | Ctrl+X | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | Ctrl+C | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | Ctrl+V | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
![]() | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.4参照 | ✓ Advanced Digitizing |
レイヤに対する 編集切り替え
モードを有効にした後で
編集
メニューに以下のレイヤタイプ別(ポイントまたはライン、ポリゴン)地物指定アイコンが表示されます。
![]() | セクション 3.5.3 参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | セクション 3.5.3参照 | ✓ Digitizing |
![]() | ✓ Map Navigation |
![]() | Ctrl++ | ✓ Map Navigation |
![]() | Ctrl+- | ✓ Map Navigation |
![]() | セクション 2.4.2参照 | ✓ Attributes |
![]() | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl-Alt-I | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl-Alt-M | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl-Alt-J | ✓ Attributes |
![]() | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl-Alt-F | ✓ Map Navigation |
![]() | ✓ Map Navigation |
![]() | Ctrl+J | ✓ Map Navigation |
![]() | ✓ Map Navigation |
![]() | ✓ Map Navigation |
実際のサイズにズーム |
![]() | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl+B | セクション2.9参照 | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl-Alt-B | セクション 2.9参照 | ✓ Attributes |
![]() | Ctrl+R | ✓ Map Navigation |
タイルスケールスライダー | セクション 5.2.5参照 | ✓ Tile scale |
ライブGPSトラッキング | セクション 2.10参照 | ✓ GPS Information |
新規 ▸ | セクション 3.5.5参照 | ✓ Manage Layers |
ラスタ計算機 | セクション 4.4参照 |
![]() | Ctrl+Shift+V | セクション 3参照 | ✓ Manage Layers |
![]() | Ctrl+Shift+R | セクション 4 参照 | ✓ Manage Layers |
![]() | Ctrl+Shift+D | セクション 3.2参照 | ✓ Manage Layers |
![]() | Ctrl+Shift+L | セクション 3.3参照 | ✓ Manage Layers |
![]() | Ctrl+Shift+W | セクション 5.2参照 | ✓ Manage Layers |
![]() | ✓ Attributes |
![]() | ✓ Digitizing |
![]() | ✓ Digitizing |
名前をつけて保存... |
選択をベクタファイルで保存... | 3.5.6参照 |
![]() | Ctrl+D | ✓ プロパティ |
プロパティ |
検索... |
![]() | Ctrl+Shift+O | ✓ Manage Layers |
![]() |
![]() |
![]() | Ctrl+Shift+H | ✓ Manage Layers |
![]() | Ctrl+Shift+U | ✓ Manage Layers |
![]() |
パネル ▸ |
ツールバー ▸ |
フルスクリーンモード切替 | Ctrl-F |
![]() | Ctrl-Alt-P | セクション 2.5参照 |
![]() | セクション 6.4参照 |
スタイルマネージャ |
![]() |
![]() | セクション 2.7参照 |
![]() | セクション 9.1参照 ✓ Plugins |
Pythonコンソール |
![]() | F1 | ✓ Help |
![]() | Ctrl+H |
![]() |
![]() |
注: 上記リストのメニューバーアイテムはデフォルトではKDEウィンドウマネージャでのものです。GNOMEでは設定メニューが無く
そこのアイテムはこのようになります:
![]() | ✓ File menu |
![]() | ✓ Edit |
![]() | ✓ Edit |
スタイルマネージャ | ✓ Edit |
![]() | ✓ Edit |
パネル ▸ | ✓ ビュー |
ツールバー ▸ | ✓ View |
フルスクリーンモード切替 | ✓ View |
タイルスケールスライダー | ✓ View |
ライブ GPS トラッキング | ✓ View |
ツールバーと地図の対話的操作ツールを利用するとメニューの機能のほとんどを利用できます。 それぞれのツールバーアイテムはポップアップヘルプが利用可能です。またマウスをアイテム 上におくとそのアイテムの短い解説と目的が表示されます。
それぞれのメニューバーは必要な場所に移動できます。またマウスカーソルをツールバー の上においた状態で右ボタンのメニューを使ってそれぞれのメニューバーを無効にできます。
地図凡例エリアはレイヤの表示、非表示とZ方向の重なり順序を制御するために 利用します。Z方向の重なり順序とは凡例のリストでの表示順が地図表示のレイヤ 表示順になることです。凡例の各レイヤの場所にあるチェックボックスで各レイヤ の表示、非表示を指定できます。
レイヤはグループを作って分類できます。凡例ウィンドウにグループを追加して、レイヤをそのグループ にドラッグするとグループの分類ができます。グループの追加はマウスポインタを凡例ウィンドウにおいて 右ボタンクリック、グループの追加 ▸を選択するとグループを追加できます。そうすると新しいフォルダが出現します。そこでレイヤをフォルダシンボルにドラッグします。 またレイヤの表示・非表示をグループ単位にワンクリックで行うことができます。レイヤをグループから はずす場合はマウスポインタをレイヤシンボルの上におき右ボタンクリックした後にMake to toplevel item ▸を 選択します。フォルダに新たな名前をつける場合はグループの右ボタンメニューでRenam ▸を選択してください。
マウス右ボタンクリックで表示されるメニューは凡例でラスタレイヤが選択されているかベクタレイヤが 選択されているかによって内容が異なります。グラスベクタレイヤが選択されている場合は編集切り替え ▸は 無効です。セクション7.7のグラスベクタレイヤのグラスデジタイジングの情報を参照してください。
もし複数のベクタデータソースが同一のベクタタイプで同じ形式の属性を持つ場合それらの描画 方法をグループ化することができます。この場合、あるデータソースの描画方法を変更したら グループ内の他のレイヤの描画方法も自動的に新しいものに変更されます。描画方法をグループに するには凡例ウィンドウでマウス右ボタンメニューを開きファイルグループ表示を選択します。 そうするとこのレイヤのファイルグループが表示されます。ここであるファイルを別のファイルグループから ドラッグすることができます。この作業ができると描画方法がグループ化されます。 QGISでは2つのレイヤが描画方法を共有できる場合(ベクタ形式が等しく、属性の形式が等しい 場合)のみドラッグが許されます グループ追加 ▸ 。 レイヤ群のファイルグループが表示されます。あるグループから別のグループへファイルをドラッグすることは可能です。これを行った場合 シンボロジーがグループ化されます。QGISでは2つのレイヤがシンボロジを共有できる場合のみドラッグを許可します。 (同じベクタジオメトリタイプで同じ属性の場合)。
CTRL -Key を押しながらマウス左ボタンでレイヤを選択することで複数のレイヤやグループを選択して操作することができます。選択した複数のレイヤを一度に新しいグループに所属させることができます。
また CTRL -Key を押して複数のレイヤやグループを選択したあとで CTRL-D を押すことで複数のレイヤを一度に削除することができます。 この方法で選択されているすべてのレイヤとグループを削除することができます。
この場所に地図を表示することはQGISの最も重要な部分です!このウィンドウに 表示される地図はあなたがロードするベクタとラスタのレイヤに依存するでしょう (レイヤのロード方法の章に詳しい情報があります)。地図の表示は表示領域の 移動(地図を表示している場所を別の領域に移動すること)拡大、縮小ができます。 様々な地図上での操作が上記のツールバーの説明にあるように実行可能です。 マップビューと凡例はお互い強く関係しています。つまりビューに表示されている 地図の表示は凡例の操作が反映されます。
QGIS Tip 4: | マウスホィールで地図をズームする |
QGIS Tip 5: | 矢印キーとスペースバーを利用して地図をスクロールする |
地図オーバービューエリアにはそこに追加したレイヤの全域にあたる領域の 地図が表示されます。 この機能は 設定 メニューの パネル ▸ で選択できます。 ビューの中に表示される長方形領域が現在の地図が表示されている 領域です。これを見ると地図のどの部分が表示されているかわかります。ただしレイヤで ラベルが表示されるように設定してある場合でもオーバービューではラベルは描画されません。
凡例でマウス右ボタンクリックしてオーバービュー表示を選択するとレイヤをオーバービュー に追加することができます。またツールバーのオーバービューツールを利用するとすべて のレイヤをオーバービューから削除することができます。
オーバービュー内の赤い長方形は現在の地図表示領域を表しますが、これを クリックしてドラッグするとそれにしたがってメイン地図の表示領域が変化します。
ステータスバーにはマウスポインターがマップビュー内を移動した時の位置の地図座標 (たとえばメートルか度数)が表示されます。座標表示の左側は小さいボタンになって いてマウスの位置座標の表示かマップビューの拡大、縮小した場合の現在の四隅の座標 表示を行うかの切り替えを行います。
プログレスバーには各レイヤをマップビューに描画する処理の進行状況が表示されます。 ラスタレイヤで統計処理をするような場合プログレスバーは非常に長い処理の進行状態を 表示することになります。
新しいプラグインができたりプラグインのアップデートがあった場合はステータスバー にメッセージが表示されます。ステータスバーの右側は小さいチェックボックスになって いてマップビューで一時的なレイヤが描画されないように指定できます(セクション 2.3 参照)。ステータスバーの一番右側はプロジェクタアイコンです。これをクリック するとプロジェクトの投影法プロパティを開きます。
QGIS Tip 6: | マップキャンバスの正しいスケールを計算する |
QGIS では多くの機能に対してデフォルトでキーボードショートカットを提供しています。これについては以下のセクション 2.2.1 に記述があります。 さらに 設定 メニューの ショートカットの構成 ▸ でデフォルトキーボードショートカットの変更とQGIS機能に対する新しいショートカットの割り当てができます。
構成はとても簡単です。リストから機能を選択して 変更 無しを設定 または デフォルトを設定 をクリックして下さい。 あなた自身の構成を作成したら、その設定をXMLファイルで保存して他のQGISインストレーションでロードして利用することができます。
特定のトピックでヘルプが必要な場合多くのダイアログに実装されているヘルプボタンでコンテキストヘルプを利用することができます- サードパーティプラグインでは専用のウェッブページを指し示すことを注意して下さい。
デフォルトでQGISではマップキャンバスが更新される時はいつも全ての可視レイヤが 描画されます。描画イベントには以下のマップキャンバスの更新も含みます:
QGISでは様々な方法で描画方法を制御できます
縮尺によって異なる描画方法を定義できます。あるレイヤが描画される最少と最大の縮尺を定義できます。 縮尺依存レンダリングの定義を行うためには凡例でレイヤ名をダブルクリックすると表示されるプロパティダイアログを開きます。 ダイアログの一般タブで最小と最大の縮尺値を設定した後に縮尺依存可視制御 チェックボックスをクリックして下さい。
利用したいレベルへの最初のズームでスケールを決めることができますそして QGISのステータスバーにはスケール値はありません。
地図描画では以下の制御が可能です:
地図描画機能を停止するためにはステータスバーの右下のコーナーにある レンダーチェックボックスをクリックします。レンダーチェックボックスがチェック されていない場合QGISは2.3セクションで記述されているイベントが 発生してもキャンバスの再描画を行いません。描画機能を停止したほうが いい例は以下のとうりです:
レンダーチェックボックスをチェックすると描画可能になり、即座にマップキャンバスの描画更新が行われます。
新しくレイヤを追加した時にそれをすぐに描画しないオプションを設定できます。 これはレイヤが地図に追加された時に凡例の可視属性チェックボックスがデフォルト ではチェックされていないことを意味します。このオプションを指定するためには 設定メニューのオプション ▸ を選択してレンダリング&SVGタブをクリックしてください。
By default new layers added to the mapのチェックボックスのチェックを解除 してください。そうすると地図に追加されたレイヤの表示属性は不可視の状態が デフォルトになります。
地物が描画される状態で地図の更新が行われるように設定することができます。 デフォルトではQGISではレイヤが完全に描画されないと地物は表示されません。 データストアから読み込まれた地物を表示するように設定するためには設定 メニューのオプション ▸を選択した後にレンダリング&SVGタブをクリックしてください。そこで 描画の間に更新する地物の数を入力します。この値が0の場合は描画中に更新は 行われません(この設定がデフォルト)。ここの値が小さすぎると地物の更新に よって地図キャンバスの更新パフォーマンスが劣化します。500ぐらいの値から 設定することを推奨します。
描画品質に影響がある3つのオプションがあります。設定メニューのオプション ▸を クリックしてレンダリング& SVGタブをクリックします。そこで以下のチェックボックスの 選択か非選択を指定します。
計測機能は座標の投影変換が行われている座標系(たとえばUTM)でのみ動作します。 もしロードされている地図が地理座標系(緯度/経度)で定義されている場合は 線や面の計測結果は正しくないでしょう。この問題を解決する場合は適切な地図 座標系を利用する必要があります(セクション 6参照) 両方の計測モジュールはデジタイズモジュールのスナッピング設定を利四うします。 もしベクタレイヤのラインや領域にそって計測する場合はこの機能は便利です。
計測ツールを選択する場合は をクリックして利用したいツールを選択して下さい。
QGISでは指定された点群の間の実際の距離を 定義された楕円体を利用して計測することができます。この機能の設定を行うにはメニュー の設定->オプションでマップツールタブをクリックした後に適切な楕円体を選択します。 このツールで地図上をクリックできます。各セグメントの長さは計測ウィンドウに表示され ます。さらに距離の合計が表示されます。マウス右ボタンをクリックすると計測を中止できます。 QGISでは指定された回転楕円体上での2地点間の実距離を算出することも可能です。これを実行するためには
設定
メニューの
オプション ▸
で
マップツールズ
タブをクリックして適切な楕円体を選択して下さい。ここではラバーバンドの色と推奨計測単位(メーターまたはフィート)も指定できます。
ツールではそれから地図うえで点のクリックを行えます。それぞれのセグメントの長さと累計の長さが計測ウィンドウに表示されます。
計測を終了する場合はマウス右ボタンをクリックして下さい。
面積も計測できます。計測ウィンドウには自動的に計算された面積の合計値が 表示されます。
加えて計測ツールは選択されているレイヤのスナップ許容値を利用してそのレイヤ地物にスナップします。 (セクション 3.5.1参照)。ですから正確にライン地物にそった計測やポリゴン地物を囲む計測を行いたい場合は最初にスナッピング許容値を設定してからレイヤを選択して下さい。 そうすると計測ツールを利用した時にそれぞれのマウスクリック設定された許容値以内の)はそのレイヤにスナップするでしょう。 角度計測ツールを選択すると角度の計測もできます。カーソルは十字型になります。クリックして計測いたい角度の最初の線分を描画して下さい。
それから必要な角度にカーソルを動かして下さい。計測値はポップアップダイアログに表示されます。
QGISツールバーにはマップキャンバスで地物を選択するための様々なツールが提供されています。 1個または複数の地物を選択するためにはをクリックしてツールを選択して下さい:
選択されている全ての地物の選択を解除したい場合は をクリックして下さい。
QGISではセッションの状態のことをプロジェクトとしています。QGISは ある瞬間は1つのプロジェクトの上で動作します。設定はプレプロジェクトまたは 新プロジェクトのデフォルト値とみなされます(セクション2.7参照). QGISではあなたのワークスペースの状態をプロジェクトファイルに保存できます。 この作業はファイルメニュー の プロジェクトの保存 または
ファイルメニューの
名前をつけてプロジェクトを保存
で実行できます。
保存されたプロジェクトをQGISのセッションにロードするためには
ファイル
メニューの
プロジェクトを開く
またはファイルメニューの
最近利用したプロジェクトのオープン ▸
を実行してください。
もしあなたがセッションの状態をクリアにして新規の状態にしたい場合は
ファイル
メニューの
新規プロジェクトを選択して下さい。
オープンか最後のセーブ以降にプロジェクトに変更があった場合は どちらのメニューでも開いているプロジェクトを保存するかどうかを聞く プロンプトが表示されます。
以下の情報はプロジェクトファイルに保存されます:
プロジェクトはXML形式で保存されます。それゆえ方法がわかればQGIS を利用しなくてもプロジェクトファイルを編集することができます。 ファイルの形式は以前のQGISのバージョンに比較すると頻繁に更新されます。 古いQGISのプロジェクトファイルはプロパティを設定することはできません。 この問題を解決するためには
設定
メニューの
オプション ▸
の
一般情報タブ
で
プロジェクトの保存が必要な場合プロンプトを表示する
古いQGISの形式のプロジェクト ファイルをオープンする時には警告を表示する
というオプションを選択できます。
プロジェクトのプロパティウィンドウは では
ファイル
メニューの
プロジェクトプロパティ ▸
or
では
設定
メニューの
プロジェクトプロパティ ▸
で開いてオプションを指定できます。 そこには以下のものが含まれます:
QGISのセッションから情報を出力する方法はたくさんあります。 セクション2.5:でプロジェクトファイルに出力する方法は解説しました。 ここではその他の外部ファイルに出力する方法の例を説明します。
いくつかのGUIの基本的なオプションはオプションダイアログで選択できます。
設定
メニューの
オプションを選択してください。以下のタブとオプションで最適な環境を設定できます:
加えてsvgテクスチャを保存するパスを相対パスで指定するか絶対パスで指定するか選択することができます。
設定
メニューの
プロジェクトプロパティ
の
一般情報
タブで指定できます。
いくつかのURL以外はプロキシ設定の下のテキストボックス(図参照)に追加ボタンクリックで 追加できます。 (参照 fig. 2.4) ダブルクリックした後で作成されるURLフィールドにプロキシを利用して 実行したいURLを入力して下さい。自明なことですが 削除 ボタンは選択したエントリを 削除します。
上記と異なるプロキシ設定詳細についての情報はQTライブラリドキュメントの以下の 部分を参照してください http://doc.trolltech.com/4.5/qnetworkproxy.html#ProxyType-enum.
QGIS Tip 7: | プロキシの利用 |
必要に応じてオプションの変更ができます。いくつかの変更は有効にするためにはQGISの再起動が必要です。
The 属性ツールバーにあるテキスト注記ツールを利用するとQGISキャンバス上で吹き出しを使って注記を表示することができます。
テキスト注記ツールを使って地図キャンパス内をクリックして下さい。
いろいろなオプションを使ってアイテムのダイアログを開いて下さい. そこには整形テキストを入力するためのエディタとその他のアイテムの設定項目があります。 たとえばアイテムが地図上で表示されるアイテム(マーカーシンボルで表示されます)の選択やアイテムのスクリーン上 の位置(地図には関係ありません)の設定ができます。アイテムは地図上の位置(地図のマーカーのドラッグ)または 吹き出しを使って移動できます。 アイコンはgisテーマの一部ですからデフォルトテーマでも他のテーマでも利用されます。
注記移動ツールを使うと注記を地図上で移動できます
さらに独自のフォームで注記を作ることができます。 フォーム注記ツールはベクタレイヤの属性をqtデザイナフォーム (参照 Figure 2.6)でカスタマイズして表示できる
便利なツールです. これは属性情報表示ツールでフォームをデザインできるのと似ている機能です,
しかしこれは注記の中にアイテムを表示します。 詳しくはQGIS blog http://blog.qgis.org/node/143 を参照して下さい。
空間ブックマークを使うと後で地理的位置を"ブックマーク"のように呼びだすことができます
ブックマークは以下の手順で作れます:
注 同じ名前で複数のブックマークを登録できます
ブックマークを利用または管理するためにはメニューオプションの
ビュー
ブックマークの表示 ▸
.
空間ブックマーク
ダイアログではブックマークへのズームまたはブックマークの削除ができます。 ブックマークの名前や座標は編集できません。
空間ブックマーク ダイアログではクリックすると必要なブックマークを選択できます, それから Zoom To ボタンをクリックするとブックマークの場所にズームします。 またブックマークをダブルクリックするとそのままズームします。
空間ブックマーク ダイアログでブックマークを削除するためにはブックマークをクリック した後に 削除 をクリックします。選択を確認するためには Yes をクリックしてください。 No をクリックすると削除をキャンセルします。
QGIS でライブ GPS トラッキングを有効にするためには ビュー メニューの ライブ GPS トラッキング ▸を選択して下さい。 キャンバスの左側に新しい結合されたウィンドウが表示されます。
GPS トラッキング&ウィンドウには4個のスクリーンがあります (図2.7 と図2.8参照).
接続されているGPS レシーバは (あなたのオペレーションシステムでサポートされている) Connect をクリックすると簡単にGPSをQGISに接続できます。次に (今 Disconnect をクリックするとGPS-レシーバをコンピュータから接続解除します。 GNU/Linux gpsdでは多くのGPSレシーバに対するサポートが統合されています。 それゆえQGISに接続できるように 最初にgpsdのプロパティを構成する必要があります。
[ 重要 ]: もしあなたの位置をキャンバスに記録したい場合は新たにベクタレイヤを作成して、最初に編集モードを編集可能にしておいてトラックを記録できるようにしておく必要があります。
If the GPSが衛星からの信号を受信している時にあなたの位置の緯度、経度、高さを図 2.7aのように見ることができます
ここでは衛星から受信している信号の強度を見ることができます (図2.7b)。
接続している衛星が空のどこにあるかを知りたい場合はポーラースクリーンに切り替える必要がありますI (図
2.7c)。ここでは信号を受信している衛星のID番号も見ることができます。
接続に問題がある場合 自動検出
から 利用パス/ポート 以下
のモードに切り替えることができます。
そこではGPSレシーバに接続するパス/ポートを選択できます。
Connect
を再度クリックするとGPS レシーバーへの接続を開始します。
GPS Cursor Size 10% スライダーを利用してキャンバス上のカーソルを縮小、拡大できます。y Activating Auto-add vertices を有効にすると GPS がデジタイズしているトラックが自動的にアクティブベクタレイヤに記録されます (もちろんレイヤは編集可能モードである必要があります)。
GPS map recenter を使うと記録している座標が動いてキャンバスから外にでたりなんらかの変化があった時にキャンバスを更新する方法を指定できます。
Track color と width ではトラックを描画する色と太さを指定できます。
もし地物を手動で設定したい場合は ”Position Coordinates”に戻り
Add feature
をクリックして下さい。
さらに ”Auto-add vertices“をアクティブにしていなくて頂点を手動で記録したい場合もそこに戻って
Add vertex
をクリックして下さい。